南極の旅
(2006.11〜2007.1)

南極の氷山
壁一枚分だけ残った芸術的な氷山
なにか別の惑星に来たような気分です



「南極はツアーで行ける」

ということが意外と知られていませんが、
アルゼンチンのウシュアイアから豪華客船で2日間、けっこう簡単に上陸できます。
途中、ドレーク海峡は波が荒く、船酔いに苦しみますが、
着いてしまえば意外と寒くもなく(0〜5℃)、快適です。
日本からツアーに申し込むと100万円ほどかかりますが、
現地で申し込めば$3000ほどですみます。
ペンギンが好きな人、氷山が見たい人、六大陸制覇したい人、
一生に一度の思い出にどうぞ。


南極に関するQ&A
Q1 南極ってどうやって行くの?
南米最南端の町、アルゼンチンのウシュアイアから船で行く。

ウシュアイアの町 南極船ANTARCTIC DREAM号
Q2 時期は?
南半球の夏限定(11〜4月くらい)。ペンギンの卵がかえるのは12月半ばなので、それくらいの時期に行くとペンギンの雛(ひな)が見れる。
Q3 費用は?
現地で申し込んで$3000〜$4000くらい。現金、TC、カード払い可。
(船によってはクレジットカードの手数料を取る場合がある)
客室はシャワー、トイレ付の2人部屋。食事はフルコース3食付でかなり豪華。

船室 展望食堂
Q4 期間は?
10日間くらいから。(南極まで片道2日かかるため、上陸期間は5日間くらい)
1日2回、合計10回ほどの上陸があった。

ゴムボートに乗って上陸 ついに南極の土を踏む
Q5 どうやって申し込むの?
ウシュアイアに南極ツアーを扱う旅行会社がたくさんある。
値段はどこも同じなので、防寒具や長靴を無料で貸してくれるところがよい。(以下2軒)
USHUAIA TURISMO (Gobernador Paz 865)
ASHUANA VIAJE (Deloqui 737)
Q6 行ってすぐに申し込めるの?
タイミングと運しだい。どうしても安い船がよければ、何日か待つ覚悟は必要。
自分は19日間待ったが、ふつうは10日もあれば安い船は見つかる。
Q7 持って行った方がよいものは?
耳が隠れる帽子、厚めの靴下(2枚以上重ねてはく)、手袋。
スキーに行くときの格好を想像してもらえばよい。
ウェアー上下と長靴は、現地で借りられる。
船酔いの薬は、船内でドクターからもらえる。
酒や食料は持ち込む必要はない。(食事中はワイン飲み放題)
Q8 ウシュアイアの宿は?
とりあえず日本人宿の『上野山荘』へ行けば、情報ノートや旅行者から南極情報は入る。
同行者が見つかる可能性も大。

上野山荘 食事はみんなでシェア
Q9 船はどうやって選べばいいの?
値段と日数と、あとはシェフの国籍も重要。(チリ人シェフの料理はうまかった)

前菜 スープ メイン
Q10 行ってみてどうだった?
「人生に悔いなし」って気分。



南極ツアー概要
期間 2006年12月19日〜29日(10泊11日)
船名 ANTARCTIC DREAM号(チリ国籍)
旅行会社 USHUAIA TURISMO(Gobernador Paz 865)
費用 $3000(+チップ$80〜$100)
チップは最終日に封筒が配られ、まとめて払う。
(「1日$8〜10を目安に」と書いてあった)
1日目 15:30、旅行会社集合。
ウェアー上下と長靴を借りて、タクシーで港へ。
18:00、出航。
2日目 ドレーク海峡通過。船酔いでダウン。途中、クジラを見る。
3日目 夕方、島が見え、ようやく揺れがおさまる。
4日目 午前、アイチョ島上陸。ペンギンとアザラシを見る。
午後、ロバート島上陸。ペンギンを見る。
5日目 午前、エンタープライズ島周辺をクルーズ。クジラを見る。
午後、ウォーターボートポイント上陸。
(これまでは島だったが、真の南極大陸に上陸)
6日目 午前、プレネウ島クルーズ。氷山を見る。
午後、ピーターマン島上陸。ペンギンを見る。
7日目 午前、クーバービレ島上陸。丘の上まで登る。
午後、メルチオル島クルーズ。
8日目 午前、デセプション島上陸。カルデラ湖を見る。
午後、テレフォン湾で南極の海(温水)につかる。
9日目 ドレーク海峡通過。(また船酔いでダウン)
10日目 夜、ウシュアイア到着。港に停泊した状態で船内一泊。
11日目 朝食後、船を降りる。旅行会社にウェアーと長靴を返して宿へ。

クジラが見れたこと、ペンギンが見れたこと、氷山が見れたこと、
そして何より、
『南極大陸の土を踏めた』
ということが、うれしかったです。


南極の写真
船に近づいてきたクジラ ゴムボートで上陸 人が来ても気にしないペンギンたち ペンギンの巣(お腹の下にはヒナがいる)
ヒナが2匹づつ アイチョ島探索 アザラシ発見 クルージングに出発
氷山の隙間を行く いろんな形の氷山がある チリ海軍基地へ ここもペンギンがいっぱい
ウォーターボートポイント(正真正銘の南極大陸に上陸) ペンギンのコロニー まだ卵 卵からかえったばかり
ペンギンの親子 海から戻ってきたペンギン 歩くときは一生懸命 石の上に立つ姿もきまってる
甲板の上はヘリポートになっている 流れていく氷山 後光が射しているような岩山 再び氷山クルーズ
どうやってこんな形になったのか・・・ 氷の近くは水が青い 水が青い そして透明感がある
氷に上陸(置いていかないでね) 氷の上 氷の上で寝るアザラシ 気持よさそうに昼寝中
客の帰りを待つ船 この食事が素晴らしい 毎日昼、夜はフランス料理 チリワインと一緒にカニのグラタンをどうぞ
南極の海に飛び込んだ後は 温泉水で温まろう 魔のドレーク海峡(波の高低差8m) ウシュアイアの町に帰ってきた
最終日の夕食は豪華なビュッフェ 盛り付けにこだわりアリ 無事ツアーを終えて港に上陸 宿に戻ると皆でお好み焼きを食べていた


南極の動画(by YouTube)
南極のクジラ
南極のアザラシ
南極のペンギン


航海ルート
航海ルート

南極のスタンプ
パスポートの最初のページに、南極のスタンプはシブすぎる・・・。


全体の旅程
(南米も含めた全体の旅程は、こんな感じでした)
期間 2006.11.1〜2007.1.29(90日間)
航空券 アメリカン・エアライン、90日FIX(オープンジョー)
ペルーのリマ・イン、ブラジルのサンパウロ・アウト
<行き>
11.01 JL3006 伊丹13:55 成田15:10
11.01 AA60   成田19:00 ダラス15:15
11.01 AA1052 ダラス18:50 マイアミ22:25
11.01 AA2111 マイアミ23:50 リマ05:20(11.02)
<帰り>
1.27 AA962  サンパウロ23:45 ダラス06:10(1.28)
1.28 AA175  ダラス10:10 成田14:30(1.29)
1.29 NH2179 成田17:55 伊丹19:30
サーチャージ等込みで¥164400
ルート 日本→アメリカ→ペルー→チリ→アルゼンチン→南極
→アルゼンチン→パラグアイ→ブラジル→アメリカ→日本
主な見所 マゼラン海峡
南極
ペリトモレノ氷河
イグアスの滝
サンパウロの日本人街
世界遺産の町(アレキパ、コルドバ)
ブラジルビザ パラグアイのエンカルナシオンで取得。
3ヶ月マルチ。350000グアラニー(50ユーロ)、写真1枚。
平日8〜12時申請、翌日受取。
旅費 航空券 ¥164400
ペルー(12日間) ¥25000
チリ(8日間) ¥29000
アルゼンチン(36日間) ¥95000
パラグアイ(8日間) ¥25000
ブラジル(10日間) ¥50000
ブラジルビザ ¥8000
南極ツアー(10日間) $3080
3ヶ月で合計77万円(南極ツアーが半分くらいを占めてます)


上野山荘への行き方


ブログ『南極の旅』
(2006.11.1〜2007.1.29)

南極のペンギン
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