あるがままに生きる

足立幸子

『これからは頭で考える時代ではなく，［直観・閃き］の時代です．知識ではなく，［智恵］の時代に入っていきます．波動があがって，より深い部分からの情報が入るようになりますと，閃きがどんどん多くなります』


『波動がどんどんあがっていったら，いやでも色々な能力が出てきて，色々なことが出来るようになってしまうのです．能力は結果なのです』


『波動をあげるにはどうすればよいかとよく聞かれるのですが，大事なことの一つは《あらゆるこだわりを取り除く》ことですね．お金に対する執着，物に対する執着など，あらゆる〔こだわり〕をどんどん取り除いていくのです．．．．．欲は捨てる必要はなくて，コントロール出来るようにすればいいわけです．〔必要なだけあればいい〕という生き方に，全員がなればいいのです』


『知識があって頭で考えているだけの方は，これからどんどん時代の流れに置いていかれます．とにかく「行動に移したり，表現する」ということが，大変大事になってきます．古いエネルギーを肉体の部分に澱ましておいて「新しいエネルギーが入ってこい」と言っても無理ですから，どんどん行動に移して表現していって，常にカラッポにしておけば，《おおもと》からエネルギーが入ってくるのです』


『波動をあげる為に大事なことの三つ目は，《深い部分の自分（神我・真我・本当の自分）が望んでいることをやる》ことです．本当にやりたいことをしている人は，生き生きして輝いていますね．《深い部分の自分》が本当に望んでいることを見つけますと，波動はどんどんあがってしまいます』


『「こんなことをやったらみんなに笑われる．こんなこと出来るわけない．」というふうに，皆さまは頭で打ち消しておられたと思います．これからはそれをやめて頂いて，閃いたら即行動に移して下さい．出来ないことは，閃くわけがないのですね．出来ないことの情報は，入るわけがありません．「何だかわからないけど」というのも，閃きです．「何だかわからないけど，あの人に電話した方がいいみたい」とか，「何だかわからないけど，あそこに行った方がいいみたい」というのがいっぱいあると思います．「何だかわからないけど」というのは，頭で理由がわからないわけですから，これを行動に移すのは本当に，勇気しかありません．とにかく頭でいちいちゴチャゴチャ考えないで，即行動に移すことが大変大事な時代になりました』


『頭は本当にロクなことを考えず，すぐ判断してしまいますから，ありのままを受け入れる為には，出来るだけ頭の中はボーッとさせておいた方がいいですね．頭がボーッとしている時には，意識はハート（胸のあたり）にあります．何でも「どうぞ」と，あるがままに受け入れられます』


『私は今までの人生で「意味のないことは全くなかった」とわかった時，本当の意味で感謝の気持ちが出てきました．無駄は一つもありませんから，無駄とするかどうかは，ご自分次第なのです』


『皆さまの中でまだ《深い部分の自分（神我・真我・本当の自分）》が望んでいることがわからない方は，とにかく，「本当の自分が望んでいることをやるんだ」と強烈にプログラムして下さい．そうしますと今晩から，あるいは明日からかもしれませんが，今までやったこともないようなことが色々やって来るはずです．それを断らないでください．やれば絶対に出来てしまいますから』


『基本的には，こういうことなのです．全てのものは，みんな波動を出しています．そうしますと自分から出ている波動と同じ波動のものが同調して，自分の方に引寄せられるわけです』


『例えば，トラブルは，自分を成長させる為に来るのですね．《深い部分の自分》が，「そろそろ成長させてやろう」ということで，問題を与えるのです』


『では何の為に肉体を持って地球に来たのかと言いますと，［味わう為］なのです．肉体を持つことによって，感覚も感情も持ちます．私たちは「楽しいとはどういうことか，悲しいとはどういうことか，苦しいとはどういうことか」と味わう為に肉体を持って地球に来たのですから，ジックリ味わった方がいいと思います』


『これからは，［あるがままに生きる時］が来ています．でも，［あるがまま］と［わがまま］とは違うのですね．［あるがままに生きる］というのは，自分もあるがままにやるのですが，相手のあるがままも受け入れるということです．わがままというのは，自分はあるがままにやるのですが，相手のあるがままは受け入れないのです．これからは，自分も本音であるがままに生きるのですが，人のあるがままも受け入れて下さい』


『皆様は，自分のあるがままなら割と楽に出来るようになられますが，相手のあるがままを受け入れるのは難しいとおっしゃいます．本当に頭はロクなことを考えないので，好きだの嫌いだのとすぐ判断してしまうのですね．人というのは，色々な面を持っています．「あの人は，こういう面とこういう面を持った人なんだ」とただただ受け入れて，ただただ見るだけなのです．これが，あるがままに見るということです．良い悪い好き嫌いなどと，判断しないのです．こうしますと，誰とでもおつきあい出来るようになりますね．「あの人は，こういう面を持っている人なんだ」とただただ思うだけですから，これをやっていますと，本当に楽になります』


『これからは，猫タイプで生きればいいのですね．じゃ，猫の世界はバラバラかと言いますと，そんなことはないですね．猫は，相手のあるがままも受け入れます．．．．．．．．もう媚びなくてもいいのですよね．本音で「私はこうなんです．これで悪かったら，もう好きにして下さい」と，さらけ出してしまえばいいと思います．本音でないから疲れてストレスがたまるのですから，とにかく本音で生きてくださいね．そして，「こうあるべきだ．こうあるべきでない」などという，あらゆる枠もどんどんはずしていって下さい』


『とにかく変人というレッテルを貼られたらしめたものですよ．やりたいことが，本当にやれますからね．誰かがやらないと世の中は変わりませんから，どなたかが勇気を出して変人になってください』


『心眼が開かれる為にはどうすればよいかと言いますと，［情］の部分をクリアーすればよいのではないかと思います．情の字が下につく，［感情］とか［愛情］をクリアーすればいいのですね．情は全部捨ててしまう必要はありませんが，コントロール出来るようになればいいと思います』


『愛情と，《愛》は全然違います．《愛》というのは，無条件で，しかも厳しいのです．．．．．．ですから，本音で言えばいいのですね．「私は，《情》の部分ではやってあげたいのはやまやまなんだけど，《愛》の部分であなたと接します．あなたの為になりませんから，自分でやりなさい」とはっきり言えばよいのです』


『《情》に振り回されるために，見えるものも見えなくなっているのですから，《情》に振り回されないと，物事の本質が見えてくるのです．ですから，《情》の部分がクリアーされてきますと，本質が見えてきますから，非常にクールな，今までと違う自分がかなり出てくると思います』


『今までは頭でアイデアを考えていたのですが，これからアイデアは，《真我》から［閃きで得る］のです．それを現実に表現する時，頭を使うわけです．ですからこれから頭は，道具として使うのですね』


『ところがお金というエネルギーではなくて，これからは「徳という見えないエネルギーで返ってくることもあるんだ」ということを理解出来ることが大切です．今までの経営者の方は「どうしたらお金が得られるか」ということに重点を置かれていたと思いますが，これからは，人を幸せにして，その結果お金が入ってくる―――「お金は目的ではなく，結果なんだ」ということが理解できないとダメなのではないでしょうか』


『欲でいつまでもズルズルやっていますと，どんどん宇宙と不調和を引き起こしてしまいます．落とし穴はたくさんあって，［お試し］は次から次へとやってきます．地球上から肉体が消えさるまでずっと［試されている］と思われたらよいくらいで，次から次へと［お試し］は来ますね．調和度があがればあがるほど，また更に［巧妙なお試し］があの手この手で来ますので，何か問題が起こったら「試されているんだな，その手には乗らないぞ」という感じで対処されたら大丈夫だと思います．自分には全く非がなく，どこから見ても相手のせいに思えるようなことも，［巧妙なお試］とお考えください』


『結婚もそうなのですよ．今までの結婚は依存型で，どちらかの色に染めるやり方でした．この方が一見楽なように見えますからね．ところがこれからの結婚は，［パートナー］という感じなのです．パートナーというのは，精神的に自立していないと成り立ちません．ですから「お互いに違う色だ」ということを認め合った上で，一緒に協力してやっていくのです．これだと喧嘩はありませんね』


『とにかくこれからはあらゆる意味で，本当に百八十度変わりますから，今までの考え方で枠にはめてやっていこうとすると，不調和がどんどん起こっていきます』


『今の私には占いのような統計学はもうあてはまらないのですね．自分を知ってクリアーしてしまえば，占いはあてはまらなくなりますから，これからはあらゆる統計学がどんどんズレてくると思いますよ』


『お子様に問題のあるお家は，だいたいご両親に問題がありますね．ご夫婦の不調和が，ご自分達に出ないでお子様に出ています．ご夫婦の不調和があっても，お子様が強かったら，親を反面教師としてそれもクリアーしてしまうのですが，弱い子はやはりおかしくなってきますね．ですからまずは，お子様というよりご夫婦の調和をおとりになることです』


『ウミがなければいいですが，何かしらあるはずですから，個人も企業も今のうちにウミを出しておかれた方がよいですよ．「わかっちゃいるけど，見たくない」と蓋をしているものが，いっぱいあるはずです．勇気を出して，蓋を開けてください．地球レベルでもウミを出していますから，個人のレベルでもとにかくウミを出さないと，どんどん不調和が起こります』


『離婚が許されるたった一つの理由は，意識が違ってしまった時だけなのです．意識が一段階以上違ってしまうと話が通じなくなりますから，人間関係がかなりキツクなります．なぜかと言いますと，例えば，ご主人様が第九段階としますと，そこから下が全部見えておられるのですよ．奥様が第五段階としますと，そこから上は見えないのですね．ご主人様は第九段階から下が見えておられるので，そのつもりでお話になられますと，奥様は第五段階から上が見えておられませんから，わかりなさいと言っても無理なのです．いくら言っても無理ですね．いくら言っても，通じない部分があるわけですよ．ですから意識が違ってしまった時だけ，「仕方がない」ということで本来離婚は許されるそうです．ただ「意識が違ってしまったから，はいさようなら」というのではなくて，相手の意識があがってくるのを待ってあげるのも《愛》なのです』


『これからは全員が，自分で直接情報を得られるようになるので，その時になまじっかの知識があるよりは，マッサラの方が素直に情報を受け入れられるので，かえっていいのではないかと思いました．それで「今まで書いてあるような知識は，もういらない」ということで，本を読むのはいっさいやめたのです』


『ものごとは，単純なんですよ．結局，一冊のほんの一部，ご自身に必要な所だけ読むのですね．あとは要らないから，読む必要がないから，読みたくなくなる―――ただそれだけです．皆様は無理しておられるのです．ですからただただ素直に「もうこれだけ読めば良かったんだ」と思って，読むのをやめればいいだけです．全部読む必要はないのです』


『これからが，本番ですから．これからは，もう自分にしか頼れないのです．リハーサルの時代が終わって本番ですから，誰にも聞けません．ですからもう依存は出来ない，自立の時が遂に来たわけです．全部自分に聞くしかありません．時間がかかっても，最初は未熟でも，とにかく自分に聞く作業をやって頂きたいのです．自分以外には頼らないで頂きたいのです．全部，自分の中に答えがあります』


『ですからどういうふうにすれば生き残れるかということなのですが，とにかく一度原点に戻ってみるということです．原点に戻ってみますと本質が見えてきますから，どうすればよいかわかってきます』


『もう精神世界の本を読んだりセミナーを受けたりして，フワフワしている時ではありません．現実の普通の生活の中で《真我》に気づかれて，お仕事やご趣味やお得意の分野で表現されていく方が自然なのです．皆様が今，現実に生きておられる生活の場で，皆様を必要としていることがありますね．それを通して《神》を顕現して，生かされていることの感謝や喜びの波動を今，皆様がおられる場所で，表現する時がきています．無限の可能性を持っておられるご自分を信頼され，勇気を出して表現していって下さいね』