Ｐｅａｃｈと青春１８きっぷで周る
２０１５ 北海道の旅
（２０１５．８．２３〜９．９）

関空〜札幌間のＰｅａｃｈのチケットは、
今回は直前に買ったので、片道１万円ちょっとしましたが、
１ヵ月くらい先だと４千円台からあります。

関空→札幌	￥９４９０
札幌→関空	￥１０７９０
関西空港使用料	￥４１０
新千歳空港使用料	￥３６０
ＶＩＳＡカード手数料	￥３３０×２
合計	￥２１７１０

８／２３〜２６	札幌
８／２７	函館
８／２８	湯の川温泉
８／２９	洞爺湖
８／３０〜９／３	札幌
９／４	室蘭・旭川
９／５	富良野・永山
９／６	増毛
９／６〜８	札幌

青春１８きっぷは金券ショップで￥１１６００で購入しました。


８月２３日（日）
［札幌］

関西空港	新千歳空港
8:30発	10:25着

空港からバスに乗り、１時間ちょっとで札幌に到着。
（ＪＲだと駅から宿まで距離があるので、バスで途中下車が楽です）
８月だというのに、風が冷たくて心地良いです。

宿はスパホテル・ソーレに泊まりました。
１泊朝食付２６００円。
カプセルホテルですが、漫画１万５千冊のラウンジがあり、快適に過ごせます。
風呂はふつうの風呂と露天風呂に分かれていて、
露天風呂は、ビルの８Ｆの窓が開け放ってあるだけですが、
冷たい風が吹き込んできて、これがけっこう気持ちいいです。
朝食バイキングは、カレー＋焼きそば、オムレツ、唐揚げなど。
ＷＩＦＩも完備で、 隅々まで気配りが行き届いていて、
カプセルホテルも進化したものだなあ、と思えてきます。

入口	ラウンジ	露天風呂

１泊２６００円というのは会員料金ですが、初めて泊まる場合は、 楽天トラベルなどから［早割り１４］で予約すると、会員料金と同じになります。

中島公園には鳩や鴨がたくさんいて、芝生に座ってると寄ってきます。


中島公園


８月２５日（火）
［札幌］

３日目はスパ・サフロに移動。
こちらもカプセルホテルで、楽天の［３日前早割］で予約して、１泊２７００円。
ソーレは男性専用ですが、サフロは男性用と女性用に分かれているようです。
朝食は付いてないけど、温泉が充実していて、
薬湯などがあり、露天風呂は天井が吹き抜けになっていて、星空が見えます。
露天風呂の後、デッキチェアで空を眺めながら横になるのが、癖になる気持ち良さです。
（ぜひ一度お試し下さい）笑


スパ・サフロ

毎日３回くらい温泉に入っていたので、夜勤でたまった疲れもすっかりとれた気分です。


８月２７日（木）
［函館］

駅の売店でポケット時刻表を買って、１８きっぷの旅スタートです。

札幌	苫小牧	東室蘭	長万部	函館
12:31発	13:44〜14:47	15:54〜16:14	18:00〜18:19	21:19着

函館の宿は、以前泊まったことのある、『おやど青空』に行ってみました。
駅から徒歩２分という立地で、和室シングル３６７０円、なかなかの穴場です。
満室だったようですが、直前にキャンセルが出て、うまい具合に泊まれました。
もし予約しようとしていたら、満室で断られていたところでしたが、
予約せずに来たことで、逆に泊まれてラッキーです。
宿のおばちゃんは相変わらず陽気で元気でした。


おやど青空

函館と言えば、うに・いくら・ほたての三色丼。
函館の居酒屋にはたいていメニューにあるので、さっそく行ってみました。


函館三色丼

丼がうまいのは言うまでもないですが、
小鉢で付いてきた緑色の豆腐には、カニみそが練り込んであり、
一口食べると磯の香りが口に広がります。
脇役ながらも異彩を放つ一品でした。


８月２８日（金）
［湯の川温泉］


函館朝市の食堂

ずらりと並んだ海鮮丼、圧巻です。

朝市のカニ販売店で、カニみそを試食させてもらったら、
鮮度が全然違っていて、感動でした。

函館駅前から市電で３０分（２４０円）、湯の川温泉へ移動。
『大黒屋旅館』に向かいました。
温泉旅館の和室が１泊４３２０円と手頃で、ここもなかなかの穴場です。
駅前のビジネスホテルに泊まるよりは、
市電で３０分、ここまで足を延ばすのもいいかもしれません。

札幌のカプセルホテルも、一応温泉だったのですが、
温泉街に来ると、やはり気分が違うというか、
宿や街の雰囲気も含めて『温泉』なのでしょう。

函館の市電	大黒屋旅館	温泉

周辺はあまり店とかなさそうだったので、宿のおっちゃんに聞いてみると、
湯の川温泉駅周辺に居酒屋が何軒かあるということなので、
温泉に入った後に行ってみました。

温泉街特有の心地良い風に吹かれながら、１０分ほど歩いて行くと、
途中、「足湯」があり、学校帰りの生徒や、子連れの主婦がくつろいでいます。
温泉街ならではの光景です。

駅近くの『赤ちょうちん』という居酒屋に入ってみました。
「焼きつぶ貝」とか、「根室産さんま刺し」とか、
注文せずにはいられないようなメニューが、紙にマジックで書かれてぶら下がっています。
七輪でつぶ貝を焼きながら、カウンター越しに店の主人と世間話をしつつ、
風呂上がりに飲むビールも格別でした。


焼きつぶ貝

しばらくカプセルホテルにいたせいか、畳に布団がやけに気持ちよくて、
すぐ寝てしまいました。


８月２９日（土）
［洞爺湖］

函館	森	長万部	洞爺
10:49発	12:14〜13:29	14:47〜15:22	16:05着

朝市や赤レンガ倉庫群をブラブラした後、ＪＲで洞爺湖へ向かいました。

途中、森駅で１時間ほど待ち時間があったので、
駅前のレストランで、ご当地グルメの「森らいす」というのを食べてみましたが、
予想外のうまさで驚きました。
北海道の食材のレベルの高さは、ほんとにうらやましい限りです。


ＪＲ洞爺駅からバスに乗り、３０分（３３０円）で洞爺湖温泉に到着。
予約しておいた『大和旅館アネックス』は、１泊２食付６５００円。
天然温泉があって、部屋から洞爺湖が見えます。
この「洞爺湖が見える」というのが、けっこう重要で、
洞爺湖に来て、部屋から湖が見えるのと見えないのとでは、気分が全然違います。
夕食のジンギスカンはボリューム満点で、
食べ放題でもこれくらいが限度だな、と思える量でした。


温泉に入った後、夜風に吹かれつつ湖畔をぶらぶら歩き、
コンビニで缶ビールを買って帰るというこの時間が、
何物にも代え難い極楽な時間に思えてきます。


８月３０日（日）
［札幌］

洞爺湖から札幌へは、ＪＲだと時間がかかるけど、
バスで中山峠を越えて行けば２時間半、意外と近いです。
中山峠の名物「あげじゃが」は、アメリカンドッグの衣の中にジャガイモが入っています。


中山峠


９月４日（金）
［旭川］

札幌	苫小牧	室蘭	登別	苫小牧	白石	滝川	旭川
10:45発	11:59〜 12:29	14:02〜 15:42	16:32〜 17:16	16:32〜 17:16	19:31〜 19:45	21:09〜 21:43	22:35着

５日ほど札幌でのんびり過ごして、１８きっぷの旅再開です。
夏の札幌は、週末は宿がとれないので、
平日は札幌で過ごして、週末に他の町に移動、というパターンになります。

室蘭は、ＪＲの室蘭本線からちょっと外れたところにある終着駅で、
「行こう」と思わない限り行く機会がないので、今回行ってみました。
ＪＲの終点駅（行き止まり形路線の終点）というのは、全国でもそんなにはないので、
終点駅に着くと、なんかうれしいものがあります。

駅前に回転寿司があったので入ってみましたが、何気にレベル高かったです。
（回転寿司でこのレベルか・・）

室蘭駅	あかにし貝・穴子・牡丹えび

どこの町で泊まろうかと考えながら列車で移動し、
最終的に宿が多そうな旭川に落ち着きました。
何軒か宿をまわった後、東横インで値段を聞いてみると、
夜１１時以降のチェックインなら朝食付４５００円（税込）ということで、
ちょうど１１時だったので、「ラッキー」と思い、ここにしました。

駅前から延びる歩行者天国の通りには、居酒屋がたくさんあって、
夜遅く着いても食事には困らないです。


旭川の駅前通り


９月５日（土）
［富良野］

旭川	富良野	旭川	新旭川	永山
11:33発	12:40〜15:40	17:03〜18:15	18:23〜18:32	18:40着

天気が良かったので、富良野とか気持ち良さそうだなと思い、なんとなく行ってみました。
駅を出てぶらぶら歩いていると、
『ご当地グルメ　富良野オムカレー』
と書かれたのぼりが目に入り、「森らいす」のうまさを思い出して、とりあえず入ってみました。
オムカレーを出す店は富良野に１２軒ほどあって、
それぞれが特徴のあるオムカレーを作っているようですが、
「牛乳を付ける」とか、「旗を立てる」とか、いろいろと細かいルールがあるようです。


１０００円以下というのが、なかなか面白い条件に思えます。
高級食材でおいしくするということができないので、シェフの腕の見せ所です。

東横インのミッドナイト割が良かったので、もう１泊しようかと旭川に戻ったけど、
土曜日はさすがにどこも満室で、ＪＲで移動しながら宿を探すことにしました。
こういう時、１８きっぷだと、自由に乗り降りできて便利です。

列車の窓から外を眺めつつ移動していると、
旭川から３駅ほど行った永山駅で宿が一軒見えたので、
降りて聞いてみると、空いていたので泊まることにしました。
『ホテルくにさわ館』、和室が４６４４円（税込）です。
周辺は焼肉屋が多く、居酒屋、ラーメン屋、コンビニもあって、不自由はなさそうです。
夕食は宿のおっちゃんがすすめる『食楽園』というレストランへ行ってみましたが、
なんか昭和のレストランというか、アットホームな雰囲気が良かったです。

くにさわ館	食楽園

９月６日（日）
［増毛］

永山	旭川	深川	増毛	深川	岩見沢	札幌
9:49発	10:05〜 10:21	10:50〜 11:08	12:24〜 15:41	17:17〜 18:04	19:17〜 19:40	20:17着

深川〜増毛（ましけ）間を結ぶ留萌（るもい）本線は、
かなりマニアックというか、鉄道マニアが喜びそうな路線ですが、
自分も乗ったことがなかったので、今回乗ってみることにしました。

列車は３時間に１本くらいなので、終点まで行くと、そこで３時間過ごす必要があります。
増毛駅に着くと、乗客の何人かが写真を撮っています。
（やはり『終点駅』に来ると、ちょっとうれしいのでしょう）笑


増毛駅

増毛は明治から昭和初期にかけて、ニシン漁で栄えた町で、
当時の面影を残す建物が多く残っています。
高倉健主演の映画のロケ地にもなったそうです。

駅で町の地図をもらってぶらぶらしてみると、意外と店も多くて退屈はしなさそうです。
駅周辺はレトロな建物が多く、少し歩くと海に出ますが、
海を挟んで宗谷岬へと続く陸地が見渡せて、なかなかの眺めです。

増毛駅前	増毛の海

日本最北端の酒蔵、『国稀（くにまれ）酒造』では、
気前よくいろんな酒を試飲させてくれて、それだけで酔っぱらいます。
酒もうまいけど、家屋自体も重要文化財のようなたたずまいで、一見の価値ありです。



９月７日（月）
［札幌］



札幌には居酒屋がたくさんありますが、中でも気に入ったのが、
まず『炭火居酒屋　炎（えん）』。
９０分飲み放題７５０円です。
つくねがメインですが、海鮮もうまくて、「炙りカニみそ」は焼酎のつまみにぴったりです。
北海道名物の「ラーメンサラダ」も、ここのが特にうまいです。
サラダの上に麺がのせてあって、その上から味噌ダレがかけてあります。

炭火居酒屋「炎」	炙りカニみそ	ラーメンサラダ

そしてもう一軒が、
『炭焼きイタリアン酒場　炭リッチ』。
９０分飲み放題９８０円で、
根室産さんまのカルパッチョや、仙鳳趾産牡蠣のチーズ焼きがうまいです。

炭リッチ	さんまのカルパッチョ	牡蠣のチーズ焼き

居酒屋の兄ちゃんに勧められて、円山公園や北海道神宮へも行ってみました。


北海道神宮


９月９日（水）

新千歳空港	関西空港
17:10発	19:20着

だんだん夜は半袖がきつくなってきたので（気温１７℃）、
そろそろ帰りのチケットを予約することにしました。

ネットでＰｅａｃｈのチケットを予約すると、 『搭乗手続きには本紙のバーコードが必要です』 と書かれたメールが送られてきますが、 ６桁の予約番号を直接タッチパネルで入力してもチェックインできるので、 それさえメモしておけば、印刷する必要はないです。

今回北海道は１週間くらいのつもりが、涼しい気候と料理のうまさにつられて、
結局１８日間も滞在してしまいましたが、

『あえて帰りのチケットは買わずに出かけて、気が済むまで滞在する』

そんな自由な旅も、たまにはいいでしょう。


２０１５年、北海道の旅でした。





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